祭り気質今昔、そしてデジタル2012年07月12日 15:29

昔の祇園祭では、山車がすれ違う時には上に上がっている若者同士が喧嘩のようにして張り合った、と聞きます。でも、今はそんなことはありません。
写真は祭りの最終日の夜、いよいよ刻限が近づいて、メイン舞台となる薬師堂、その町内の幸町の横を土屋の山車が引き上げてゆきます。その際、土屋は山車を幸町の山車と並べ、隣り合った引き手同士が、しばらく踊り合い、交歓します。三日間の祭りの最後の最後、地元に引き上げる時だけに、土屋の若者たちは、幸町の若者とともに踊りあいながら、祭りの最後の燃焼を味わいます。
これは、いよいよ山車を出発させよう、という時の、両町の山車の姿です。
このような夜の、暗い場面の写真を、デジタルは見事に映し出してくれます。3年前に本格的にデジタルカメラを導入し、祭りを写そう!と思ったのは、一つには、このデジタルカメラの暗所性能の故、でした。